明け方に酸っぱいものがのどに上がってくる 逆流性食道炎

逆流性食道炎

  明け方にのどに強烈な刺激で目が覚めたことはないでしょうか?

 酸っぱいものがのどを刺激し,せき込んだり,呼吸が苦しくなったりすることもあります.

 ずばり,逆流性食道炎です.

  胃酸がのどのあたりまで逆流してきているのです.

 夜間は胃酸分泌が亢進し,横になっている影響もあって胃酸があがってきやすい状況となっています.

 対策

 大きく2つあります.

胃酸を押さえる

 逆流性食道炎は胃酸が上がってくることが原因です.仮に水が上がってきても刺激はありません(気管に入ったら誤嚥性肺炎になりますが).胃酸をおさるためには酸分泌を抑える薬が必要です.最近は非常にいい薬がでています.まず,かかりつけ医を受診しましょう.

 また,酸性の強い食物・飲み物(柑橘系)は逆流する胃液の酸性度を高めるため避けましょう.

逆流を抑える

 逆流性食道炎は投薬治療だけでなく生活習慣も重要です.

 夜間であれば,頭を高くして寝ることで,逆流が生じにくくなります.

 また昼間であれば,お腹を締め付けるコルセットなどをやめる.お腹が膨らみ,逆流を促進させる炭酸飲料などはよくないです.寝る直前まで食べていると,夜間に逆流しやすくなるため,食べてから数時間は経過したのちに寝るようにしましょう.

 胃酸を抑える薬でコントロールがあまりにも不良な方は手術により逆流を抑えることもありますが,そこまで必要になる方は滅多にいません.

まとめ

  胃酸を抑えるお薬の進歩 により逆流性食道炎は比較的治療しやすい疾患となりました.

 最近,週刊誌では胃酸を抑える薬であるプロトンポンプ阻害薬やH2ブロッカーなどの副作用の面が非常に強調され,不安になっている方もおれるかと思います. 書いてあることは嘘ではないですが,頻度は非常にまれです.私が見たことがないようなものもたくさん書いてあります.

  もちろんどのお薬にも言えることですが,不必要な薬はやめるべきです.逆流性食道炎もまずは胃酸を抑える薬をしっかり使って,症状がコントロールできた方は徐々に減量していくことが可能です.調子の悪い時だけ服用するオンデマンドな服用形態もオプションの一つに挙げられます.

参考サイト:胸やけ・呑酸.jp 

 

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