患者は主治医を変えることができます.これは権利です.
話を聞いてくれない,上から目線,治療内容が納得いかないなどで合わないときは,潔く主治医を変えてみてはいかがでしょう.
移りたいという患者を引き留めることは原則ありません.たまに「怒られた」とか聞きますけど,そんなところさっさと離れた方がいいです.
ただし,転院先でスムーズに資料を受けるためにできれば紹介状を作成してもらいましょう.ないと受け入れ先の先生が困ります.
よそに行きたいので紹介状を書いてほしいといえば普通はきちんと書いてくれます.患者のためというより紹介先に対する義理があるので適当なものは書きません.年配の先生が手書きで書いてくることがありますが,たまに読めないものがあり困ります.
紹介状を書いてくれない(たまにいるらしい)とか,「ほかの病院に移りたい」と言い出せない場合は受付の方に頼むこともできます.病院ではそういう方も時々おられます.
それもできない場合は,自身でできるだけ診療情報を手に入れておきましょう.
- 血液検査
- 画像検査
- 処方箋
はかならずもらって保存しておきましょう.転院に向けてあらかじめ準備をしておきましょう.
受診される患者さんの紹介状や診療内容を見て,むちゃくちゃな治療や検査がされていることは珍しくありません.新しく買った機械を使いたいだけの検査や的外れの投薬もあります.
開業して世間と触れ合わず自己研鑽をしない医者のヘンテコ医療を受けていても周りはなかなか批判できません.そこの看護師も分かっていても患者に言うことができません.
われわれは患者さんがなるべくそこへ行かないように祈るだけです.口コミでも広がっているようなところはなるべく避けましょう.
相性の問題もあり,たまたまその人にとってよかったとか悪かったもあるのですが,やばい医者はそんなに珍しくありません.長生きしたいならいい医者を選びましょう.
判断は難しいでが,少なくとも質問したことにある程度「納得した答え」をくれる人でないといけません.医者選びは死に直結します・・・
ちなみに医者側は患者を変えることができません.来たら診なくてはいけません.

合わないと思った医者の所に無理して通うことはやめて納得できる医者を探しましょう.
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