下痢で悩む方へ・・・

下痢

 普段から「お腹が緩い」「下痢気味」なんて人はたくさんいると思います.

 食あたりで急性の下痢になっている人は治るのを待たないといけませんが,そうではない慢性の下痢が今回のテーマです.

過敏性腸症候群という病気を聞いたことがあるでしょうか?

 緊張したり,ストレスでお腹が緩くなったりする人がそれにあたります.

 診断は基本的に問診で行います.ほかの病気の可能性があれば,血液検査や大腸ファイバー検査を行いますが,全例に行うことはしません.

 若い人の場合は大腸がんは考えにくいですが,高齢者や便に血液が混ざった人は大腸ファイバーを受けることを勧めています.若い人ではがんの可能性は低くても,炎症性腸疾患という病気の可能性もあります.

そうではなくて何か月,いや何年も下痢で悩んでいる人は

 ほとんどが過敏性腸症候群です.

 いままでの経過から過敏性腸症候群を疑う場合は大腸ファイバー検査は行わず,投薬を開始します.自己判断で自分は過敏性腸症候群と決めつけて市販薬を飲まれる方もおられますが,よくならない場合は一度病院で診てもらったほうがいいです.

 以前,Webでの鑑別診断を行ってくれるサイトで過敏性腸症候群と診断されたといって受診された下痢の患者さん,そんなサイトがあるんだと思いながら診療し,若い方であったので薬で済まそうかとしましたが,一度大腸ファイバー検査を行おうとお勧めしたところ,

アメーバー性腸炎であったこともあります.

 一度,過敏性腸症候群と診断がつけば投薬調整に入ります.

症状にもよりますが,普通は整腸剤から開始します.

いわゆるビオフェルミンの仲間たちです.

市販薬として売られているため,病院でビオフェルミンを出すとなんかがっかりされることがあります.気持ちはわかりますが・・・

そのためビオフェルミン以外の整腸剤をだしたりします.

Doctor_man
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それでだめな場合は工夫が必要になります.

 まずは, まれな感染症・病気などの可能性もあるため,診断時に検査を省略した患者さんは血液検査や大腸ファイバー検査を行います.

それでも異常がなければやはり過敏性腸症候群として治療を行います.

整腸剤の次の手として

  • 便の水分を減らすお薬
  • メンタルを支えつつお腹も改善させるお薬

普通はどちらかを使います.

 患者さんをみて精神的な要素が大きいのか,下痢の回数が多くて取り敢えず下痢の回数を減らすのかを考えて選んでいることが多いです.

Doctor_man
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慢性的な下痢は一度受診をしてください.

 

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