「血液クレンジング」 やりたいですか?

病院

 最近,血液を洗ってますか?

 なんか,がんや心筋梗塞にも効く?痩せるかもしれない・・・

 「血液クレンジング」を有名人の方がやっていると話題ですので,やってみようかな・・・

 やりません.

一回出したものを入れるのはなるべく避けたいです.成分献血もいいです.全部あげます.

 透析や輸血なんかのやらなくてはいけない治療はやりますよ.あやしげなクリニックで抜いた血を身体にもどすなんで,無菌状態を保って身体に返ってくるか不安でなりません.

 オゾンを入れると鮮やかな赤色になるとのこと,火事の一酸化炭素中毒の際も同じ現象が生じます.

こういうことをやっているクリニックはほかにもいろいろなことをやっていますね.儲かるのでしょう.やること自体が儲かるのか,集客につながることが売り上げにいいのか知りたいところです.

 いいという論文・研究があるというもの事実です.どんな事象に対しても,両サイド(いい・悪い)の論文・研究があるものです.都合のいいほうの論文・研究を取り上げて権威付けすることは簡単にできます.メンタリストDaigoさんの引用なんかもそうですね.

そういう論文はあるだろうけど,反対のものも山ほどあるだろうと.

総合的に判断する必要があります.これは普通のひとには難しいです.

いつの世も「情弱」はカモにされます.

 「結果が良かった」といっても,たまたまかもしれません.偶然が重なることは科学の世界ではよくあります.試験がいい加減に行われることもよくあります.オゾンでウイルスが死ぬからといって,血液にちょこっと混ぜてウイルスが死滅する保証などありません.

 臨床試験では例えば,数百人ずつ血液クレンジングをした人としなかった人に分けてウイルスが死んだとか,疲労の回復に統計学的に有意に差があったと証明します.

 だれかに投与して「疲れがとれた!」(個人の感想です,効果には個人差があります)と広告しているにすぎません.効果がなかった人のデータ・意見は闇に葬られます.これは「がんが消えた」(これ自体が本当か怪しいが)という人の裏には,全然効かなかった多くの患者がいる可能性を忘れてはいけません.

  相変わらず,有名人やお金持ちは変な治療に飛びつきがちです.

暇とお金を持て余してるのでしょうか?

 本当は取り締まればいいのですが,なかなかできません.害のある治療は駆逐されるのですが,効かないけど害も大してない治療は批判こそされますが,駆逐は難しいです.

 そのため,個人で情報を集め,選択する力が要求されます.

 その際,有名人のミスリードが非常に問題になります.本当にいいと思って善意で発信している人もいると思いますが, お金をもらってやっている人もいるでしょう.一回のツイートで?十万円もらえるなら,わたしもやろうかと思います(笑).

 今回は文春さんががんばっておられますが,たまにはいい方向への活動だと応援しております.週刊誌も無茶苦茶な方向に誘導することが多いですから.

 

tomorrow
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この手の話題をみると「酸素バー」や「点滴バー」を思い出すのは古いのでしょうか?

 

 わたしの領域では腸管洗浄がそれにあたります.お尻に管をつっこんでコーヒーやら何やらを流して出すとのこと.変なプレイにしか見えません.便秘なら病院にいったらなんとかしてくれます.変な嗜好というならいいですが・・・健康にいいのかといわれたら「No]です.

 直腸に管を入れる行為(この場合は浣腸です)で腸を傷つけて人工肛門になった事例もあります.

 ぜひ,やめていただきたいものです

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