医者が飲まない薬飲む薬(風邪編)

病院

週刊朝日11月15日号より

最近,週刊誌のいらない薬というようなタイトルの記事が目に付きます

今回も少し読んでみました

まずは 風邪の項目

なぜか風邪の項目が二つに分かれているのですけども

解熱鎮痛剤

 最初の項目では非ステロイド性抗炎症薬を叩いてますが,非ステロイド性抗炎症薬が特殊な副作用(ライ症候群)を引き起こすことがあるため,アセトアミノフェン(カロナール・コカール)を解熱薬として用いることがほとんどです.41度まで大丈夫とのことですが,そこまで我慢する人はいません.著者は耐えるのでしょうか?

今は風邪症状に解熱剤を出すなら

アセトアミノフェンです.

tomorrow
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それ以外を出す医者は怪しいです

咳・鼻水どめが本当に治ることを遅らせるのかは分かりません.例えば,2日しんどいことを我慢するのと,症状軽くて4日過ごすのとであればわたしは後者を選びます.

抗生剤

 風邪はウイルスによって引き起こされるので,細菌に有効である抗生剤が効かないということは周知の事実です.もちろん風邪が引き金になって,気管支炎・肺炎になれば抗生剤を出すことがあります.きちんとした医者はそのことを説明してくれます.

 それなのにセフェム系の抗生剤がダメとか意味が分かりません.アナフィラキシーショックはどんな薬にでも発生するリスクがあります.いろんな菌に効く(広域)抗生剤はもちろん不必要に使う必要はありません.だからといって狭域のペニシリン系(バイシロンG)がいいということにはなりません.基本的に医師は何が原因で今の症状が引き起こされているかを考え,それに応じて適切な抗生剤を選択しているのです.

 

 ただ,今回の内容とは異なりますがフロモックスなどは内服しても吸収率も悪いので役に立たないことが多いのも事実ですし,それをわからずに処方している医師が多いことも問題です.

ウイルス自体が引き起こす風邪は対症療法しかありません.

 昔は抗生剤が投与されることもありました.出さないと患者さんが不安になるという側面もあったかと思います.ただ最近では患者さん知識が増え抗生剤が不要ということを理解していただけるようになりました.

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