どの「がん」もそうですが「初期症状」があると思ってるのはそもそも間違いです.
「胃が痛い」,「むかつきがある」,「お腹が張る」などいろいろな症状で病院を受診されますが,それが本当にがんと結びついているかは微妙です.
早期胃がんの発見のきっかけが上記のような場合,本当にその胃がんと症状が関連があるかと言われたらかなり怪しく,その訴えがきっかけで胃カメラを行ったら胃がんが見つかっただけのことがほとんどです.
症状なんて気にするな!
ただ,「症状」というのは胃カメラを受けようか悩んでいる方の背中を押してくれる,きっかけにはなってくれます.
そのチャンスを決して見逃さないように.
現在早期胃がんであれば基本的に治癒します.胃がんでなくなるのは進行している状態で見つかるからです.早期胃がん,特に内視鏡治療で対処できるような状態であれば「死にません」.手術はいることがありますが「死に至る」ことはないと思ってください.
「健康な体があればいい」 大人になって願う事
”Happy” BUMP OF CHICKEN
あと大事なのは検診はバリウムでなく胃カメラを受ける.発見率が違います.早期がんは内視鏡でないと無理です.
胃カメラの上手な受け方は別リンクを参照してください.
胃がんによる症状があればかなり危ない?
早期胃がんは原則無症状ですが,当然進行すれば「症状」は出てきます.
ただ,ときどき「口臭があるので胃がんではないでしょうか?」と心配される方がおられます.迷信のような話です.非常に進行すればそのようなことが起こるかもしれませんが,基本的にマウスケア不足です.きちんと歯を磨きましょう.
胃のあたりが重い
食欲がない(これはいろんな進行がんで生じるの)
すぐお腹がいっぱいになる
これらのような症状が胃がんと結びついていた場合はかなり問題です
早期胃がんは症状なんてない!
これだけ知っておけば,検診の重要性がお分かりいただけると思います.
皆様が胃がんで命を落とされないよう願っております

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