ヘリコバクターピロリ菌について

ヘリコバクターピロリ菌(ピロリ菌)の除菌

 除菌療法は簡単で抗生剤2種類と胃薬を1種類 を1週間服用します.一日 10錠,朝5錠・夕と多いですが一週間内服するだけですので,多くの患者さんは受け入れてくれます.

 除菌した方が良いかと聞かれると,ほとんどの医師は除菌した方が良いと答えるでしょう. なぜなら除菌自体が簡単でそれほどリスクがないからです .

除菌のメリット

 慢性胃炎・胃十二指腸潰瘍や胃がんにかかるリスクが減る(他にもいくつかの病気の発生に関与しています).胃がんに対するリスクの低下は高齢で除菌した場合はそれほどないですが胃炎や潰瘍は確実に減ります.

除菌のデメリット

  •  抗生剤の副作用の可能性がある.
  •  便が緩くなる
  •  皮膚にぶつぶつかゆみが出てくる
  •  味が変になる.
  •  肝臓・腎臓障害

 これらの副作用は必ず起こるわけでなく,起こったとしても多くの場合は軽微なものがほとんどです.ここで問題なのがこれらの副作用が出た場合患者さんが自分で除菌を中止してしまうことがあります.もちろんお薬の副作用ですので除菌療法を中止するのが正しいのですけれども,同じお薬で再除菌をする場合ピロリ菌はそれらの薬に耐性を獲得してしまってやり直した場合の除菌率が非常に低下します.なのでもし軽微な副作用が出た場合は休止せずにそのまま一週間飲み切っていただいた方が宜しいかと思います.ただ,本当にしんどい場合は中止して速やかに医療機関を受診して下さい.

除菌の成功率

 だいたい最近と8割程度です.

 もし,最初の治療がうまくいかなかった場合,2次治療があるが,それでもだめだった場合は現行の保険制度では3段階目の治療は認められていない.ピロリ菌と共存していくほかないのである・・・ピロリ菌の除菌判定は一般的に息を吐いて調べます(尿素呼気試験).除菌判定時には胃カメラ(内視鏡)は不要です.もちろん胃潰瘍の治癒確認などのほかの理由で複数回の胃カメラが必要な場合もあります.

ピロリ菌を除菌したらもう大丈夫でしょうか?

 胃潰瘍や慢性胃炎の改善にはピロリ菌の除菌は非常に効果がありますが,胃がんの発生率の減少に関してはピロリ菌の除菌はそこまで強い影響は与えません.やらないよりはマシぐらいのイメージでピロリ菌を除菌しても胃の定期検診は受けてください.


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